313系1300番台の魅力・・・
先日、とある後輩から「Nゲージ始めました」と連絡が来てビックリ。
自分がサークルにいた頃は艦これやソシャゲやアニメの話以外ほとんど聞いたことなかったんで、Nゲージや鉄道と接点があったことに驚いた(勝手なイメージを持っていてごめんなさい)
先月出たTOMIXの313系2300番台を買ったそうな(ちなみにワイは静岡車はコレクション対象にしてないので買ってない)
意外とマニアックだったでござる(笑)
http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/98028.html
「でも本当は1300番台が欲しかった」と嘆く彼。
それもそう、KATOから出ている神領区の1300番台は2014年の初回生産をして以降、再生産はなくメーカー在庫も切らしているから。
今のところ新品を売っている模型店にはほとんどない。地元名古屋では定価販売の個人店にはもう無いし中古もほとんど見当たらないようにみえる。
同時期発売の1100番台(4両編成)と1600番台(3両編成)は残っている店舗もまだまだ多いので、1300番台の人気っぷりが伺える。
どうして?
最初に答えを言ってしまおう。
1300番台の人気の理由・・・それは「編成を組む上でのフレキシビリティ」にあると思ってる。
1300番台の実車は2010年に4次車として、従来の213系置き換え用のB400系列(非ワンマン)と313系3000番台置き換え用のB500系列(ワンマン対応)の2種類が登場した。
1300番台導入で捻出された213系と313系3000番台は大垣へ転属。両者とも飯田線運用に就くことで飯田線119系を置き換えるというシナリオであった。
武豊線電化に伴う5次車増備も行われて現在では神領区の1300番台は24編成が所属する。
2両編成で生まれた1300番台は従来車と同様、2両単独の運用のみならず他の編成と併結することも可能な設計だ。
そのため1300番台はその組成のバリエーションがかなり豊富なのだ。
JR東海名古屋エリア主要3路線の運用は↓でまとめられている。
その中で、1300番台充当列車の組成を見てみると
■■(ワンマン)
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←中津川・亀山 名古屋・岐阜→
【凡例】
■■=313系1300番台
■■■=313系1500/1600/1700番台
■■■=313系8000番台
■■■■=313系1000/1100番台
■■■■=211系
など、今挙げたのはごく一部の例にすぎないのだ。
今の神領区運用は2013年頃から原則偶数両のみでの組成になるので、併結相手が限られてくる3両の1500/1600/1700番台や4両の1000/1100番台と比べると、1300番台の組成の自由度はとても高い。
さらに、この1300番台は運用範囲もデカイ。東は松本、西は亀山まで足を伸ばす。武豊線に入る関係で東海道線の岐阜〜大府でも見られる。
木曽路でのんびりしているのかと思えば、その次の日には中央線の通勤ラッシュに入っていたり、近鉄電車と並走していたり。これも人気の一つであろうか。
KATOさん!313系再生産して!!
上記で書いたような編成の自由度が高いのと2両動力付きでお手頃価格なのも相まって複数買われるNゲージャーさんも多かったのだろう。
だから売れたのでしょうね。
313系の模型ではKATOの製品は外せないものなんやけど、なかなか再生産してくれないのが辛いよね・・・。
やっと去年末に0番台と300番台が待望のリニューアル再生産だったけど、他は見向きもされていないような。
要望の多い5000番台や8500番台(セントラルライナー)の再生産はまだありません・・・。
とくにこの2つは自分がNを始める前に発売されて手に入らなかったものなので、もし出してくれるなら予約してでも欲しい車両なのだ。
Nゲージ業界が全体的に「東日本贔屓」に走ってる中で、KATOさんもここのところの新製品がJR東や関東ネタばかりで正直落胆。
確かに需要の大きい首都圏の車両は大事でしょうけど、地方にはまだまだ製品化されていない車両たちもある。
(余談だが現役の名鉄車両だけでも3つの系列がいまだNゲージ化の日の目を浴びていない。それなりに需要はあると思う)
もっと地方のことも考慮してマーケティングをやってほしいものですね。
再生産が来る日を楽しみにしてますんで。
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↓本館も見てくれるとお兄さん嬉しいですっ